内見チェックリスト完全版!後悔しない物件選びの確認ポイント

住まい探しの中でも特に重要な「内見」。実際に物件を見学できる貴重な機会ですが、何をどう確認すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、内見で必ず確認すべきポイントをチェックリスト形式でご紹介します。これから物件を探す方、内見を控えている方は、ぜひこの記事を参考に、後悔のない物件選びをしてくださいね。
1.内見前の準備と持ち物リスト

内見を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、内見前に準備すべきことと、当日持参すると便利なアイテムをご紹介します。
①内見の方法と事前準備
内見の方法は、不動産会社に予約を入れて現地で待ち合わせるのが一般的です。内見の費用は基本的に無料ですが、複数の物件を見て回る場合は交通費がかかることも考慮しましょう。事前に物件の間取り図や周辺地図を確認し、確認したいポイントをリストアップしておくと効率的です。また、平日と休日、昼と夜など、異なる時間帯での内見も検討してみてください。周辺環境の雰囲気が時間帯によって大きく変わることがあります。
②内見時の必須持ち物
内見時には以下のアイテムを持参すると便利です。まず、メジャーは家具の配置を考える際に必須。特に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が設置できるかを確認するために重要です。スマートフォンやカメラで室内の様子を撮影しておけば、後で比較検討する際に役立ちます。また、方位磁石やコンパスアプリで日当たりを確認したり、筆記用具でメモを取ったりすることも大切です。図面だけではわからない実際の広さや雰囲気を記録しておきましょう。
- メジャー(大型家電や家具設置の可否確認)
- スマートフォン/カメラ(撮影・記録用)
- 方位磁石・コンパスアプリ(日当たり確認)
- 筆記用具・チェックリスト(気づきのメモ)
- 間取り図・周辺地図(事前印刷または端末保存)
③内見のスケジュール管理
1つの物件につき30分から1時間程度の時間を確保しましょう。複数の物件を見る場合は、移動時間も含めて余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。また、不動産会社の担当者に質問したいことをあらかじめまとめておくと、限られた時間を有効に使えます。内見時の注意点として、感情的にならず冷静に物件を評価することも重要。「なんとなく良さそう」という印象だけでなく、具体的なチェックポイントを確認していきましょう。
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2.室内で確認すべき重要ポイント

室内の確認は内見の中心となる部分です。見た目だけでなく、実際の生活をイメージしながら細かくチェックしていきましょう。
①水回りの状態確認
キッチン、お風呂、トイレなどの水回りは、毎日使う場所だからこそ念入りにチェックが必要です。まず水道の蛇口をひねって水圧を確認しましょう。水圧が弱いと、シャワーや食器洗いでストレスを感じることになります。排水口の流れ具合も重要で、詰まりやすい状態だと後々トラブルの原因に。また、水回りのカビや水垢の状態も要チェック。特に浴室の換気扇が正常に動作するか、窓があるかなど、湿気対策ができているかを確認してください。キッチンでは、コンロの数や作業スペースの広さ、収納の容量なども実際の調理をイメージしながら確認しましょう。
②電気設備とコンセントの配置
現代の生活に欠かせない電気設備の確認も重要です。まず、各部屋のコンセントの数と位置を確認しましょう。テレビ、パソコン、スマートフォンの充電など、使用する家電製品を考慮して、コンセントが足りるかチェックします。エアコンの有無と設置可能な場所、照明器具の状態も確認が必要です。ブレーカーの容量(アンペア数)も重要なポイント。一人暮らしなら30A、家族なら40A以上が目安です。また、インターネット回線の引き込み状況も確認しておくと、入居後スムーズにネット環境を整えられます。
③収納スペースの実用性
収納スペースは図面だけではわかりにくい部分です。クローゼットや押し入れの奥行きと高さを実際に測り、手持ちの荷物が収まるか確認しましょう。特に季節物の衣類や布団、スーツケースなどの大きな物の収納場所を考えておくことが大切です。また、靴箱の容量や、キッチンの収納、洗面所の収納なども要チェック。収納が少ない場合は、家具を置くスペースがあるかも含めて検討が必要です。収納扉の開閉がスムーズか、内部にカビや臭いがないかも確認してください。
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3.建物の構造と共用部分のチェック

マンションやアパートの場合、共用部分の状態も住み心地に大きく影響します。建物全体の管理状況を確認しましょう。
①エントランスと共用廊下
建物の第一印象を決めるエントランスは、管理状況を判断する重要なポイントです。清掃が行き届いているか、照明は十分か、オートロックなどのセキュリティ設備があるかを確認しましょう。郵便受けの状態や、宅配ボックスの有無も生活の利便性に関わります。共用廊下では、幅が十分にあるか、手すりがしっかりしているか、避難経路が確保されているかをチェック。また、他の住人の私物が廊下に置かれていないかも、マナーの良さを判断する材料になります。
②駐輪場・駐車場の状況
自転車や車を所有している方は、駐輪場・駐車場の確認が必須です。空き状況だけでなく、屋根の有無、セキュリティ、利用料金も確認しましょう。駐輪場では自転車が整理整頓されているか、放置自転車がないかもチェックポイント。駐車場では、車の出し入れのしやすさ、駐車スペースの広さ、来客用駐車場の有無なども重要です。また、バイク置き場が必要な方は、別途確認が必要です。管理規約で排気量の制限がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
③ゴミ置き場と管理状態
ゴミ置き場の状態は、その建物の管理レベルを如実に表します。清潔に保たれているか、分別ルールが守られているか、収集日以外でもゴミが散乱していないかを確認しましょう。24時間ゴミ出し可能な物件は便利ですが、その分管理が行き届いているかが重要です。また、粗大ゴミの処理方法や、資源ゴミの回収頻度なども確認しておくと良いでしょう。ゴミ置き場が住戸から遠すぎないか、雨の日でも利用しやすい場所にあるかも実際の生活をイメージして確認してください。
4.周辺環境と生活利便性の確認

物件そのものだけでなく、周辺環境も快適な生活には欠かせません。実際に歩いて確認することで、住んでからの生活がイメージしやすくなります。
①交通アクセスと所要時間
最寄り駅やバス停までの実際の所要時間を歩いて確認しましょう。不動産広告の「徒歩○分」は80m=1分で計算されていますが、信号待ちや坂道は考慮されていません。朝の通勤時間帯の電車の混雑具合、終電の時間、バスの本数なども重要な確認ポイントです。また、雨の日や夜間の道の安全性、街灯の有無、歩道の整備状況なども確認しておくと安心です。自転車通勤を考えている方は、駐輪場の有無や自転車道の整備状況もチェックしましょう。
②生活に必要な施設の確認
日常生活に必要な施設が徒歩圏内にあるかを確認します。スーパーやコンビニまでの距離と営業時間、品揃えや価格帯もチェックしておくと良いでしょう。病院や薬局、銀行、郵便局などの位置も重要です。子育て世帯なら、保育園や学校、公園までの距離と通学路の安全性も確認が必要です。また、クリーニング店や美容院など、定期的に利用する施設の有無も生活の質に関わります。飲食店の種類や数も、外食が多い方には重要なポイントになるでしょう。
③騒音と治安の確認方法
騒音レベルは時間帯によって大きく変わるため、できれば平日と休日、昼と夜で確認することをおすすめします。幹線道路や線路が近い場合は、窓を閉めた状態での防音性能を確認しましょう。上下左右の住人の生活音がどの程度聞こえるかも重要です。治安については、交番の位置、街灯の数、夜間の人通りなどをチェック。また、近隣に繁華街や風俗店がないか、ゴミの不法投棄や落書きがないかなども、地域の治安を判断する材料になります。
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5.よくある質問と回答
Q1:内見は何回行けばいいですか?
A:売主様がまだお住まいの場合は1回の内見で済むよう、事前準備をしっかり行いましょう。 売主様が生活されている物件の場合、何度も訪問することはご負担になってしまいます。そのため、事前に確認したいポイントをリストアップし、効率的に内見を行うことが大切です。間取り図を見ながら質問事項をまとめ、メジャーやカメラなど必要な持ち物を準備して、1回の内見で必要な情報を収集できるようにしましょう。一方、空き家の場合は、不動産会社と相談の上、異なる時間帯に複数回確認することも可能です。どちらの場合も、限られた機会を最大限活用するため、このチェックリストを参考に準備を整えてから内見に臨むことをおすすめします。
Q2:内見で聞いておくべき質問は?
A:前の入居者の退去理由、リフォーム履歴、近隣トラブルの有無などを確認しましょう。 また、管理費や修繕積立金の値上げ予定、大規模修繕の予定、ペット飼育のルール、楽器演奏の可否なども重要な確認事項です。設備の保証期間や、入居後のトラブル対応窓口についても聞いておくと安心です。
まとめ
内見は物件選びの最も重要なステップです。この記事でご紹介したチェックリストを活用して、室内の設備から周辺環境まで、しっかりと確認しましょう。売主様がお住まいの物件では、事前準備を万全にして1回の内見で必要な情報を収集できるよう心がけることが大切です。空き家の場合は、状況に応じて複数回の確認も検討できます。特に水回りや電気設備、収納スペースは日々の生活に直結する部分なので、念入りにチェックすることが重要です。また、共用部分の管理状態や周辺環境も、快適な生活には欠かせない要素です。内見時の注意点を押さえて、理想の住まいを見つけてくださいね。